英語の学習法は英研英語教室

4歳から、小学生、中学生、高校生、成人に至るまでの英語の学習法は英研英語教室

2018年2月のお知らせ

2018-02-02

今月のレポートから

 

(1)「中学英語をフルセンテンスで」の目標は正しいことを実感!

 

インバウンド、外国からの旅行者が取り上げられていますが、私の住む県も市も国際化を意識した動きは多くみられています。大きな国際会議や国際コンクールを誘致し、その度に国際ボランティアとしてお手伝いする機会がありました。ボランティアの体制を強化すべく、スペシャルボランティアを毎年10名ずつ養成する講座が市によって開かれています。大きなイベントがある時に、そのスペシャルボランティアがボランティアの核として活動してほしいというのが市の狙いです。2年目の今年、何とか採用になり、語学研修や観光研修を受けてきました。10名のうち英検1級保持者が3名、Amazon 勤務や大学の研究室秘書等素晴らしいメンバーと活動することができました。

 

最後の2回は、実際に観光案内を英語で行いました。あらかじめ、担当箇所を割り当てられ、課題を提出してから、本番はワイアレスマイクを付けて観光地を回りながら10名で交代に説明いたしました。提出した課題を添削し、実際に観光地を回って下さった指導者は、地元の通訳案内士でした。国際会議のエクスカ―ジョンや豪華客船が日本の港に寄港した際、日帰りツアーに同行したり、旅行や会議の打ち合わせで通訳の仕事をなさっています。

改めて地元の観光地を観光客の視線で、自分の住むところを見直すことができました。そして、それを英語で説明する難しさと面白さを体験することもできました。

 

さて、最後の研修が終わり、通訳案内士の先生に質問する時間が与えられました。私はいつも同じような内容の単語がいくつか存在する中で、どの単語が適切なのか迷ってしまうということを尋ねました。すると先生は、「なるべく簡単な表現を選びます、」と答えて下さいました。シンプルな表現はストレートに伝わり、誤解が少ないこと、英語話者とはいえ、ネイティブスピーカーでない場合は専門用語を知らない場合もあることが理由だそうです。

 

そして、その後、「私は、日課として中学生向けの英和辞典を毎日2ページ読んでいます、」とおっしゃいました。通訳案内士は立派な国家資格です。TOEICでは840点以上が求められます。その方が中学英語?と、とても不思議に思いました。理由を聞いて納得しました。「中学生向けの辞書は、基本的な言葉が詰まっています。ほとんど知っている言葉ばかりです。ですか、多様な使い方や知らなかった意味がたまに見つかることがあります。そして、いつも目にしていると、すぐに言葉として口から出すことができるのです。もし、英語の対応語を知らなくても、中学英語を使って説明することができます。」

 

常に中学英語に触れて、それらを自由自在に使いこなせるように訓練することで、とっさの判断にゆだねられる難しい通訳をこなしてくることができたのです。英研が中学英語をフルセンテンスで理解し書けるように、という目標は正しいということを思いがけない場で実感することができました。

日本人は集団の中では静かで、積極的な質問もありません。ですが、私は折角の英語を使うチャンスなのでいつも沢山質問し、発話の機会を求めます。研修中に例の英検1級保持者から「スラスラおはなしできますね。」とほめていただきました。私は「なるべく、シンプルな中学英語を使うようにしています。」と答えました。

 

――― 本部から ひとこと ―――

 

実践英語の現場だからこそ認識させられる、「中学英語の大切さ」。

 

英研指導者として、日頃の指導で駆使する英語力を、自ら実践の場での英語力活用を目指しての講座への出席体験談です。家庭の主婦として、日頃の教室での指導だけでもご多忙の中で、その英語力をさらにお住まいの地域で、ボランティアとして活用されようとする志と意欲に敬意と拍手です。と、同時に、自治体の世の中のグローバリゼーション化への真剣な対応の度合いも伝わってきます。

講座=研修を通して、図らずも、中学英語の大切さが、O先生の質問をきっかけにクローズアップされました。不思議でも何でもない、私たち日本人が、日本に生れて、普通に教育を受けて、実践英語レベル習得に到達するための必須条件として、中学英語の密度の高い習熟は欠かすことができません。ただ心すべきは、中学以降の学校の、テストでの高得点=密度の高い習熟ではない、ことを語られることがありません。掲載レポートで述べられている中学生向け英和辞典の精査、精読も、ややもすれば、辞書の素読みと理解されては、質問に答えられた講師の真意が英語に興味があるすべての人に伝わるかどうかを憂います。「基本的な言葉、多様な使い方、知らなかった意味、すぐに言葉として口から出す」を文字面だけで理解すると、「単語自慢」の英語学習者のイメージが浮かび上がってきます。大変な努力家であるにも関わらず、実践英語レベルに到達しにくい学習者です。理屈っぽくなりますが、context=文脈、前後関係 なしに、単語の意味が定まらないことを考えたら、答えられた講師の真意は、レポートを寄せられたO先生の理解の通り、正しい単語学習はフルセンテンスでの習得に行きつくのです。なぜなら、正しく自由自在に使いこなせてこそ初めて単語力も生きてくるのです。

 

昨今、公立小学校での英語正式教科化は既定路線として、中高での英語での英語授業、入試改革での「会話」のテストへの導入の実施が伝えられています。関係者は、真剣に考えてのことと信じますが、フルセンテンスでの習得なくして英語での授業や入試での会話力のテスト実施など更なる英語教育の後退を憂います。非力ではありますが英研本部にご協力いただき、英研の先生方にもさらに大きな「フルセンテンス学習法」の存在意義の声をあげていただければと期待します。

 

 (2) 「ワーキングプア」から「ワードプア」を連想。

 

「ワーキングプア」という言葉を最近よく聞きます。非正規労働などで、生活していくのに十分な収入を得ていない人を総称していう言葉だそうです。働いても働いても楽にならない状態のことだと思います。私は、「ワーキングプア」から「ワードプア」という言葉を連想しました。これは文字通り「言葉の貧困」という意味で、知っている言葉の数が少なく、発想も乏しくなり、他人との会話にも支障が出てくる状態のことを指していると考えて下さい。インターネット、スマートフォン、SNSの普及により、人とのつながりは容易になりましたが、そこで交わされる会話はどうでしょうか。簡単な言葉でのメールのやりとり、省略語の多用など、文章とはほど遠いものです。

 

私は、英語を教えていますが、日本語を話す日本人に生まれてよかったと思います。日本語のもつ繊細な言葉の響き、日本語にしかない独特な言いまわしに、心がひかれるからです。日本語を大切にし、きちんと理解すれば、外国語の習得も順調に進みやすいと思います。何より正しい日本語を話す人は、とても魅了的です。

英研教室で学んでいる生徒さんは、自分の思っていることを美しい日本語で、また英語でも言えるようになってほしいと思います。英語を話す上で大切なのは、発音ではなく中身です。自分の考えを相手に伝えることができれば、もう十分英語力は備わっていると言えるでしょう。そういう時が訪れるように、英研での学習を続けていってほしいと思います。

 

――― 本部から ひとこと ―――

 

ワードプア― = thinking-poor であることを憂います。1)の「ひとこと」で述べましたが、昨今、ますます 英語=英会話 の風潮が強まる中で、日本語ではっきりと言えないことを、英語では言えません。英研の学習の一端として、以前に何度かお薦めした「英語ができるようになったときの夢を語る」1)のレポートに関連付けて、自分の町を外国人に紹介する、他の地域に住む日本人に、その特徴を語る訓練など、いかがでしょうか。

 

 

3)英研教室にあって、総合塾にないもの

 

今月のお知らせに掲載されたレポートで、小学6年生の子が突然総合塾に移るために英研を辞めると言いだした、とう話がありましたが、その子自身が英研の先生に「あちらの先生はすいすい進んでしますのでよくわからない、質問してもやっぱりすいすい行ってしまうし。英研の方がちゃんと覚えられる。」と、話ができて、それをまた指導者の方が親御さんに伝えることができ、本当によかったと嬉しく思いました。生徒を失いたくない、などの理由ではなく、本人のためを思えばこそです。総合塾に移りたい人を、心の中で「中身のうすい勉強になるのに大丈夫かな」と思いつつも、黙って送り出したことが私にはありますが、結局、また戻ってきた生徒も数多くいました。総合塾との掛け持ちです。この掛け持ちの生徒が、なんとこれまで多かったことか。他の教科についてはわかりませんが、英語学習については授業だけでは足りません。自分で繰り返し覚える作業・訓練と見守りが必要だと思います。英研教室にあって、総合塾にないものです。

 

質問に対して、スラーっと答えてもらい、その瞬間はなるほどと納得しても、結局、それは自分のものとして使いこなせるところまでこないと、ほんとに分ったとはいえません。日頃から、生徒にそのことを説明したいと思います。繰り返し英作文の訓練をやっている英研の生徒たちは、中身の濃い学習をしているのだから、本当にできるようになるんだと、誇り持ってもらいたいです。何年も在籍してくれている生徒は、自然とそれをわかってくるものですけれど、総合塾との違いを分らない親御さんであれば、ていねいな説明が必要だと、今回のレポートで感じました。

(「本部から ひとこと」を省略します。)

 

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