英語の学習法は英研英語教室

4歳から、小学生、中学生、高校生、成人に至るまでの英語の学習法は英研英語教室

『教室だより 』10月号を掲載しています。

2012-10-08

(1) 先月の掲載レポートに寄せて

低学年生だからこそ、やる気が出るまでのサポート、継続の仕方がある。
   9月の掲載レポートの中にあった中1生、O君の保護者様手記 -「いつ、やめられるの?」から「続けるように言ってくれて、ありがとう」- の内容には、感動と共に考えさせられるものがありました。
 6年間の英研学習の過程には、紙面に書き尽くせないほどの様々な葛藤やご苦労があったことと思います。
 小学校低学年からの学習で、本人に学習の目的意識がない場合、友達と遊びたいという気持ちと常に向き合わなければなりません。そのような状況の中でも、少年野球チームに所属し、大好きな野球を頑張りながら英研学習を続けてきたとのこと、恐らく、いろいろな場面で英研学習の時間の確保も大変だったのではないでしょうか。その間「いつ、やめられるの?」というO君の言葉は、お母様や指導者の先生にとって、とても辛い一言だったことでしょう。それでも、御両親と先生の温かいアドバイスと適切なサポートを根気強く続けることで、O君に「僕がやめたいと言った時でも、続けるように言ってくれてありがとう。」という言葉を言わせるに至ったということは、驚きでもありますが、実に「素晴らしい!」の一言につきます。
 特に、「本人の大好きな野球を、精一杯やらせること」にプラスして、「確かな価値を見出すだろう英研学習の継続」という目標をしっかり設定し、その目標実現のための環境作りに全力で努力してこられた御両親には、拍手を送りたい気持ちでいっぱいです。
 このレポートを読むまでは、「本人が望んでいない場合、本人がやる気のない場合は強要しない。嫌々やっても、学習効果は望めない。本人が納得して取り組んでこそ、学習が成り立つ。」というのが私の基本的な考えでした。しかし、このレポートから『本人のやる気が出るまでのサポートの仕方・継続の仕方がとても大事だ』という事を感じています。
 そして、それぞれの生徒を取り巻く環境の中で、学習環境を整えてやることが大事だとも感じました。学習環境とは、指導者であり、教材であり、保護者でもあります。私達指導者の質の高さはもちろんですが、保護者の方の英語教育に対する意識の高さも、大事な学習環境の1部です。最後の砦は、やはり保護者の方のサポートです。そういう意味において、勇気と希望をくれたこの手記は、保護者の皆さんにも読んでいただきたいと思います。又、リタイアしたくなった子供達にも、貴重な体験談として紹介したいと思います。

  先月の掲載時に、本来ならば、私ども本部が述べて然るべき内容のコメントを、本部に代わってA先生に、極めて明快にお述べいただきました。
先月掲載の該当レポート、及びこのresponseレポートをもとに、在籍生徒及び、新規入会お誘いの際にお役立ていただくべく、低学年齢を対象として、簡素なものではありますが、新資料を作成する予定です。

(2)「英研での、学習の歴史が見える」

 「9月のお知らせ」のレポートに書いてあった「薄い紙を1枚1枚積みかさねていく・・・」のフレーズで思い出しました。
 中2生R君は、入会して2年半になります。現在Hb-86(中2、3学期中ほどレベル)までの回答用紙を、全部持ち歩いてやってきます。英研の青いファイルには「文単セット」を入れて、学習済みの回答用紙は、自分で用意した市販のバインダーに収めています。「そろそろ限界だ」と毎回言いながら、でも、まだそのまま持って来ます。
 透明のプラスチックのバインダーは、許容範囲を遥に超え、悲鳴をあげています。「どうして外さないの?」と私が問うと、「面倒くさいのもあるけど、何故だか愛着があって、なかなか外せない」とのこと。「じゃ、そのバッグは、毎回、数枚ずつ重くなってきたんだね。R君の英研での歴史だね」と、笑ったことを思いだしました。学習の記録は19枚目が埋まっているので、ざっと760頁。回答用紙は裏表があるので、約380枚積み重なっていることになります。
 毎回彼が、その重みをひしひしと感じているかどうかはわかりませんが、その重さは、彼の頭に、手に、刻まれているのかと思うと、その厚みに、毎回、目を奪われてしまう私です。

 この掲載レポートが、英研指導者以外の方々の目にとまることも生じます。念のため、以下のように説明を補足させていただきます。
A4判約380枚、即ち裏表ですから、760ページ。原則として、各ページ、英文フルセンテンス10題ですから、英文7600文をR君自身の手で書いて、今の英語力を身につけたのです。
初期段階では、アルファベット、単語練習の過程を経ていますが、どのページも、フルセンテンス10題に匹敵する質と量です。
彼が到達した中学2年、3学期レベルの英文を常に和文英訳(英作文)で書ける完成度で、学習が進んでいるということを申し上げておきます。 

(3)集中力、思考力を養う学習を、もっと多くの生徒に。

 私が教室を始めてから、13年になりますが、この期間のインターネットや様々な情報端末の進歩は、目ざましいものがあります。ほしい情報は労力を使うことなく、タッチ操作だけで、簡単に手に入れられます。しかし、便利になった会社では、凶悪な犯罪が増え、人々は生活習慣病や心の病をわずらったり、便利さと引換えに、人間が失ってしまったものは、あまりにも大きいような気がします。
 「ゆとり教育」の弊外で、学力の低下が懸念されていますが、私は、自分で物事を考えなくてもよいような便利な社会になってしまったのも、その一因ではないかと考えています。最近はテレビを見ていても必要以上に字幕が多すぎて、これでは人の話も、ちゃんと聞かなくなるし、自分で考えるということもなくなっていくような気がします。自分で考えないから、自分の答えに自信がもてなくて、何かに頼ってしまう、そんな若者が増えているのではないでしょうか。教室の生徒を見ていても、その傾向は見られます。簡単に答えが見つからない勉強は大変で、すぐ友達に頼ったり、前の解答用紙を見たり、なかには、入会して、数ヶ月で退会してしまう人もいます。今日は行きたくないからと休んだり、曜日変更したり、そんな子供のわがままを黙認してしまう保護者が増えたのも事実です。
 数年前までは、部活と英研を両立させる高校生がたくさんいましたが、近頃はちょっと大変だとすぐやめてしまい、最終教材まで終える生徒もいなくなりました。
 目まぐるしく変化する忙しい社会だからこそ、じっくり腰をすえて勉強する時間を大切にしてもらいたいと思っています。英研は集中力、思考力を養うには、最適な教室だと思っています。もっともっとたくさんの生徒に英研の良さをしってもらい、英研での学習を始めてもらいたいです。今、教室にきている生徒達を精一杯指導することが、考える若者を育てる第一歩だと思っています。

( 4 )9月からが、楽しみです。

 夏休みも終わりました。ほとんどの生徒は、普段とそんなに変わらない学習時間を維持できたと思います。ただ一人、私の手の届かなかった生徒がいます。中学3年生のSさんです。入会後も休みがちで、ご家庭に連絡がいっさい取れず、まだFb教材(中1・後半)をやっています。学校の定期テストの結果も、平均点を大きく下回っています。8月に入って、ようやくお母さんを電話口でつかまえることができ、8月は故郷に帰るので、教室はお休みするつもりだったと言われたのに対して、すこし英語がわってきたからと安心してはダメです、まだ中学1年生の最初のあたりの基礎をやっているにすぎないので、帰省地にプリントを持って行って、一人でもできるはずですからやらせて下さい、とお願いしました。熱く説得したつもりでしたが、本人は一度も宿題のプリントをとりに来ませんでした。家庭環境が不安定な様子で、勉強どころではないのかな・・・と心配していました。ところが昨日、ようやく本人からメールが来ました。
 「8月は忙しくて行かれなかった。学校の宿題と個別指導塾の宿題がたくさんあり、英研の宿題までできなかった。9月からは、個別指導塾で英語を1つ取るので、英研は週に1度だけ行きます。週に1回でもなるべく長い時間行きます。」それに対しての私の返事。「なんと返事しようか、一晩中考えました。出会った生徒のすべてに、英語ができるようになってもらいたい。でも受験生の夏休みに私の手の届かない状態で(つまり私が考えていた勉強計画を全くやっていない状態)、しかも9月からは、月に4回だけ来るという。そんなことで受験に間に合うかどうか疑問。だけれども、Sさんと出会ったからには、できる最大限の手助けをしてあげたいと思っているから、あなたも真剣になって下さい。限られたスケジュールのあなたに合わせるからね。待ってるよ。」と。そして、それに対してまた返事をもらいました。
「じつは個別指導学院で英語を勉強したけど、なんの成果もなかったし、先生の話についていけなかった。あげく希望の高校には英語が足をひっぱりそうだと言われた。これからは、夏休みの遅れも取り戻すようがんばりたいと思いますので、よろしくお願いします。」と。
 遠回りして、ようやくわかってくれたのでしょうか? 過去に、中学3年の2学期から入会した男の子がいて、Eb教材(中1前半)の最初からのスタート。全く基礎からわかっていなかった。それでも必死でプリントをやりつづけ、都立高校入試では85点とれてみごと合格できました。そんな先輩の話もしてやり、努力で自分の進路を開きなさい!と励ましのメールを送りました。本当は、高校受験なんてひとつの道しるべに過ぎないし、その先にもまだまだ勉強しなくてはならない道は続いているのですが、受験が必死で努力する良い経験になってくれたらいいと思っています。9月からが楽しみです。

 

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